ウィリアム・ケントリッジ―歩きながら歴史を考える


そしてドローイングは動き始めた・・・・・・



この展覧会は、南アフリカ出身で、現代を代表するアーティストであるウィリアム・ケントリッジの活動を、約120点の作品によって紹介するものです。

ウィリアム・ケントリッジ(1955年南アフリカ共和国生まれ、ヨハネスブルグ在住)は、1980年代末から、ドローイングを映画用撮影カメラでコマ撮りし、文字どおり「動くドローイング」とも呼べるアニメーション・フィルムの制作を開始します。それは木炭とパステルで描いたドローイングを部分的に描き直しながら、1コマ毎に撮影する気の遠くなるような作業から生み出される作品です。

絶えず流動し変化し続けるドローイングの記録の連鎖から生まれる彼のアニメーションには、消しきれない以前のドローイングの痕跡が残され、堆積された時間の厚みをうかがわせる重厚さにあふれた表現となっています。


《流浪のフェリックス》のためのドローイング [フェリックスの部屋/望遠鏡を覗くナンディ]
1994年 木炭、パステル、紙
作家蔵 ©the artist



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ロートレック・コネクション


愛すべき画家をめぐる物語

モーリス・ドニ
《ランソン夫人と猫》
1892年頃
油彩・キャンヴァス
モーリス・ドニ美術館
Centre de documentation,
Musée/Jardin Maurice Denis

 世紀末のモンマルトルを舞台に活躍した異才の画家、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(1864-1901)は、36年という短い生涯のなかで、多彩な画家たちとの交流を通し、独自の作風を確立していきました。

 モンマルトルの画塾でのベルナールやゴッホとの出会い、敬愛するドガとの交流、年上の画家マネへの憧れ、そしてポスター制作においてはシェレやスタンランらと刺激を受け合い、さらにはボナールなどナビ派の画家とも親交を結んでいます。


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レベッカ・ホルン展


静かな叛乱 鴉と鯨の対話



 ドイツの現代美術家レベッカ・ホルン(1944 - ) の、日本で初めての個展の開催が決定しました。

 羽や角をまとうパフォーマンスで知られるレベッカは、二十歳代での「ドクメンタⅤ」展参加以来、次々と新たな領域に挑戦する精力的な活動を通して、美術のみならず、ダンスや映画の愛好者をはじめ、多くのひとびとを魅了してきました。

 他者とのコミュニケーションの回復や、自然との交感を求める初期のパフォーマンスで着用した知覚の拡張装置はやがて、機械仕掛けで動く立体作品へと展開していきます。その後、滞米生活の中で着手した長編映画では、これら動く彫刻を取り込み、その意味の変容を軸とした映像世界を展開しています。また1980 年代に活動の拠点を母国に移してからは、近現代史と直接向き合い、個人の体験を社会の記憶と結びつける作品は高い評価を得てきました。近年は、作曲家との協働によるインスタレーションや舞台美術、のびやかなドローイングを手がけ、その自由な創造は常に新たな関心をひきつけているのです。

 本展は、パフォーマンスの記録から長編映画まで、映像の代表作全てと、絵画や彫刻の近作をあわせ、それぞれのメディアを関係づけながら展開してきた活動を本格的に紹介するものです。自然や人間の様々なエネルギーの流れを、目に見えるかたちに変換していく、独自の創造の軌跡を堪能するまたとない機会となるでしょう。
記録映像 「ベルリン・エクササイズ」 1974-75
©2009:Rebecca Horn

《ジェイムズ・ジョイスのためのヌーグル・ドーム》 2004
ナイフ、モーター
Photo: Gunter Lepkowski
©2009:Rebecca Horn



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朝日新聞創刊130周年・テレビ朝日開局50周年記念


「巨匠ピカソ」展



2008年10月4日(土)から12月14日(日)まで、東京・六本木の国立新美術館とサントリー美術館の
2会場で「巨匠ピカソ」展が同時開催!

本展は、パリの国立ピカソ美術館の改装工事に伴って開催される世界巡回展のひとつとして、マドリード、
アブダビに続く開催であり、ピカソの画業を一覧する史上空前の規模の回顧展として実現しました。
両美術館ではそれぞれにテーマを設け、国立新美術館では生涯を通じて変化し続けたピカソの全貌を
代表作で網羅し、サントリー美術館では作品に表出されたピカソの内面に迫るテーマ展を開催します。

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「ジュリアン・オピー」展


Ruth with cigarette 2 .2005
©Julian Opie,SCAI THE BATHHOUSE and Lisson Gallery

イギリスを代表する現代美術作家、ジュリアン・オピー。

その活動初期から、絵画と立体、アートとデザイン、商品とアート、日常と美の関係といった、現代美術の主要な問題に対して実験的な表現を試みているオピーですが、日本では主に1990年代後半から制作されている記号的な表現言語を用いたポートレートで知られています。

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ヨハネス・フェルメール
《ヴァージナルの前に座る若い女》
A Young Woman Seated at the Virginals
個人蔵

フェルメール展


光の天才画家とデルフトの巨匠たち



フェルメールが発する光は、観る人の眼から入り胸の奥の幸福の扉を照らしだします。西洋美術史上、最も才能溢れる画家、三十数点しか現存しない作品により謎のベールに包まれた画家、ヨハネス・フェルメール。350年以上の時を経て、いま世界中で最も熱く高い脚光を浴びています。

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