こんにちは、デジタルスケープの伊藤和博です!

今週から、InDesignの新機能に関してご紹介していきます。今週はインタラクティブ関連の新機能、「マルチステート」についてご紹介します。


マルチステートオブジェクトの作成


InDesignでは、1つのオブジェクトに対して、複数のステートを作成することが可能です。

ステートとは1つ1つのオブジェクトのバージョンのことをいい、複数のバージョンを持ったオブジェクトを、マルチステートオブジェクトといいます。

ページ内にあるオブジェクトは、常に1つのバージョンのみを表示しますが、 SWFやPDFに書き出した場合は、アクティブなステートのみがパブリッシュ(書き出し)されます。

では、早速マルチステートオブジェクトを作成してみましょう!

InDesign上で任意のオブジェクトを作成します。横組みで、ページめくりのSWFアニメを適用するため、綴じ方は左綴じにしておきます。



任意の大きさでグラフィックフレームを作成して画像を配置し、下の部分に必要なテキスト、及びステート切り換え用のオブジェクトを任意に作成しておきます。このオブジェクトをクリックすると、複数のステートを切り替えられるようにセットします。



ウインドウメニュー→インタラクティブ→オブジェクトステートを選択し、画像を貼り込んだグラフィックフレームを選択した上で、オブジェクトステートパネルの「新規ステートを作成」ボタンをクリックします。



オブジェクトステートパネルに、マルチステート1という名称が設定され、自動的に2つのステートを作成し、そのうち、2番目のステートが選択された状態になります。この2番目のステートが選択された状態で、グラフィックフレームに貼り込んだ画像を差し替えます。こうすると、2番目のステートに新しい画像が割り当てられます。



新しいステートを作成する場合は、現在のステートを「新規ステートを作成」ボタンにドラッグしてステートを複製し、新しい画像に貼り直す、ということを繰り返します。



ボタンを割り当てる


クリックした時に、ステートを切り替えられるボタンの割り当てを行います。ウインドウメニュー→インタラクティブ→ボタンを選択し、ボタン用に作成しておいた任意のオブジェクトを選択した後、ボタンパネルの「オブジェクトをボタンに変換」をクリックします。



ボタンに【何をした時】に、【何を】【どうしたいか?】を設定します。今回は、ボタンを【クリックした時】に、【マルチステート1】を【次のステートに表示を切り替えたい】ので、イベントを【クリック時】にし、アクション+のボタンをクリックして【次のステートに移動(マルチステート1)】を選択します。ロールオーバーやクリック時のボタンアクションも設定することができるため、カラーを少し明るくしたり、効果を適用する等、任意に設定します。



左側のボタンも同様に、クリックした時に前のステートを表示するようにセットします。

ボタンパネルの左下にあるプレビューをクリックすると、プレビューパネルが表示され、今設定したボタンの設定が正しく動作するかどうかを確認することが可能です。



ぺーじめくり効果も適用


ページパネルでページを複製し、各ステートごとに画像を貼り替え、ボタンを新しいステートに再設定すると、2ページ目に新たなステートを設定することが可能です。



さらに、これらのページにページ効果を設定すると、ページめくり効果付きのマルチステートを作成することが可能です。SWF形式で書き出すことによって、このページめくりの効果が適用されるため、ページをめくって都市を切り換え、ステートでその都市のイメージ画像を切り替える、ということが可能になります。



以下が、InDesignからマルチステート+ページめくりで作成したサンプルです。ページの下にある▼をクリックすると、イメージ画像が切り替わります。また、左綴じで作成してあるため、最初はページの右上角にマウスカーソルをあわせると、ページの角がめくれますので、ドラッグすると次のページが表示されます。元のページに戻る場合は、左上角にマウスカーソルを合わせてページをめくります。

マルチステート+ページめくり




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