こんにちは、デジタルスケープの伊藤和博です。

今回も、前回に引き続き、Adobe Fireworks CS5の新機能をご紹介します。


Fireworks CS5では、CS4からCSSの書き出し方法が強化され、よりアクセシビリティに富んだ書き出しがされるように変更されました。

Fireworksでは、CS4から背景画像のスライスタイプが追加されており、空のdivの背景画像として書き出すことが可能になりましたが、CS5ではdivのタイル背景の作成が強化されました。

まずは、ステージ上に以下のような長方形を描き、その長方形の上にテキストを乗せ、以下のようなものを作成します。



この作り方は、以下のサイトに詳細がありますので、以下のサイトもあわせてご確認ください。

■Adobe DEVELOPER CONNECTION
http://www.adobe.com/jp/devnet/fireworks/articles/standards_compliant_design_03.html



ステージ上に長方形ツールで長方形を作成し、カラーを適用した後、幅1px、repeat-x、水平left、垂直topで長方形スライスを作成し、文字を重ねて、「CSSと画像」で書き出したものです。

CS4とCS5では以下のようなソースになります。


Fireworks CS4


 ■HTML(body以下のみ)


<body>
<div id="main">
<div id="fwcs4_r1_c1">
<p class="Txt_Adobe">Adobe Firerworks</p>
<br class="clearfloat" />
</div>
<br class="clearfloat" />
</div>
</body>


 ■CSS(必要なidとclassのみ明記)


#main {
width:200px;
margin: 0px auto 0px 0px;
border: 0px solid #f0f0f0;
}
#fwcs4_r1_c1 {
background-image: url(images/fwcs4_r1_c1.gif);
background-repeat: repeat-x;
background-attachment: scroll;
background-position: left top;
border: 1px solid #000000;
width:198px;
padding-top:0px;
height:40px;
margin-left:0px;
margin-top:0px;
margin-bottom:0px;
float:left;
display:inline;
}
.Txt_Adobe {
margin-left:21px;
margin-top:5px;
width:161px;
margin-bottom:0px;
float:left;
display:inline;
font-size:20px;
font-family:Arial, Helvetica, sans-serif;
text-align: left;
color: #ffffff;
line-height: 120%;
padding-top:1px;
padding-bottom:2px;
}


Fireworks CS5


 ■HTML(body以下のみ)


<body>
<div id="main">
<div id="fwcs5_r1_c1">
<div class="Txt_Adobe">
<p class="lastNode">Adobe Fireworks</p>
</div>
<div class="clearFloat"></div>
</div>
<div class="clearFloat"></div>
</div>
</body>


 ■CSS(必要なidとclassのみ明記)


#main p.lastNode {
margin-bottom: 0;
}
#main {
margin: 0 auto 0 0;
width: 200px;
}
#fwcs5_r1_c1 {
margin-left: 0px;
margin-top: -2px;
display: inline;
float: left;
margin-bottom: 0;
background-color: #999;
background-attachment: scroll;
background-image: url(images/fwcs5_r1_c1.gif);
background-position: left top;
background-repeat: repeat-x;
border: 1px solid #000;
width: 200px;
padding-top: 0px;
height: 40px;
}
html > body #fwcs5_r1_c1 {
height: auto;
min-height: 40px;
}
.Txt_Adobe {
font-family: Arial, Helvetica, sans-serif;
font-size: 200%;
text-align: left;
color: #fff;
line-height: 120%;
padding-bottom: 2px;
padding-top: 1px;
margin-left: 22px;
margin-top: 5px;
display: inline;
float: left;
margin-bottom: 0;
}



CS4では、背景画像が入ったdivの中に、<p>でテキストが入っているだけでしたが、CS5で書き出されたHTMLは、背景画像が入ったdivの中に、テキストのclass指定をしたdivを入れ、その中に<p>でテキストを入れて書き出しています。

また、CSSでは、htmlの子孫要素、#fwcs5_r1_c1に対してheightとmin-heightを指定することで、ユーザーがブラウザのフォントサイズを変更した際に、タイル背景も同時に拡大するようになり、フォントサイズを変更した際にフォントの可読性を損なわないよう、HTMLとCSSと書き出しが強化されています。


以下が、Fireworks CS4とCS5でそれぞれ書き出したファイルを、フォントサイズを段階的に変更した様子です。一番上がデフォルトで、1段階ずつフォントサイズを変更しています。

CS4で書き出したファイルはタイル背景のサイズに変更がないため、フォントサイズを大きくすると、中のテキストが見えなくなります。CS5から書き出したファイルは、フォントサイズの変更にあわせて、タイル背景のサイズも変更になり、可読性を損なうこと無く、読みやすいサイズに変更することが可能です。



Fireworksでタイル背景を作成する場合のコツとして、ステージ上に長方形を作成した後、一度塗りを指定しておき、塗りを指定した後にグラデーションを再指定していますが、この「一度塗りを指定」してから、グラデーションに「設定し直す」のがポイントです。はじめに指定しておいた塗りが、フォントサイズの変更によってタイル背景のサイズが変更する際に、backgroundとして機能するようになります。



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