こんにちは、イマジカデジタルスケープの伊藤和博と申します。

今回も前回に引き続き、Photoshopの機能についてご紹介していきます。

今回は平面の画像から、立体を起こし、その立体をアニメーションビデオにする機能をご紹介します。

この機能は、Photoshop EXTENDEDのみの機能で、通常版のPhotoshopではできませんが、CS4 EXTENDEDでも可能な機能です。

Photoshop EXTENDEDだけで、1枚の静止画から3Dアニメーションが作れるので、いくつかの3Dオブジェクトや、テクスチャをうまく組み合わせることで、いろいろな表現が可能になると思います。


早速やってみよう


立体にしたときに表面に巻き付けたい、平面の静止画を用意しておきます。どのような画像からでも立体に起こすことができるので、いろいろな画像で試してみましょう。

今回は、無機質な感じのドーナツ型の立体を作ってみます。

背景色が白の新規画像を作成し、3Dメニュー→レイヤーから新規シェイプを作成→ドーナツを選択すると、現在の画像から3Dシェイプを作成します。






3Dオブジェクトの編集には、3Dオブジェクト移動・回転・拡大縮小ツール等を使用することで、位置を移動したり、拡大・縮小・回転等を、360度自由に動かすことが可能です。

   

Photoshopではこのドーナツの他、円錐、立方体など、12種類の3Dオブジェクトを作成することが可能です。



アニメーションを作る


3Dの立体を少しづつ動かし、その様子をアニメーションパネルで記憶しておき、PhotoshopからQuickTimeビデオや、Flash Videoのデータを作成することが可能です。
ウインドウメニュー→アニメーションを選択すると、以下のようなアニメーションパネルが表示されます。アニメーションパネル内の背景を展開すると、3Dオブジェクトの位置や、スタイル、3Dカメラの位置などを、タイムラインに沿って設定することが可能です。




今回は3Dオブジェクトを10秒間の間回転するようなビデオを作成してみたいと思いますが、まず、現在の3Dオブジェクトの位置を記憶するために、時間インジケーター(ブルーの▼)が00:00fの位置にある状態で、アニメーションパネルの「3Dオブジェクトの位置」の左側にあるストップウォッチをクリックします。すると、現在の3Dオブジェクトの位置が記憶され、ひし形のキーフレームが設定されます。




次に、時間インジケーターを02:50f程度まで右にドラッグで動かし、3Dオブジェクト回転ツールで、1/4周程度、立体を動かします。すると、現在の時間インジケーターの位置に新たにキーフレームが設定され、最初の位置から02:50フレーム後に、現在の位置に回転する、というアニメーションができます。





同様に、時間インジケーターを05:00fに動かし、3Dオブジェクトを1/4周さらに回転、時間インジケーターを07:50fに動かし、3Dオブジェクトをさらに1/4周回転、と設定し、10:00fまで続けます。
出来上がったら、アニメーションパネル左下にある、再生ボタンをクリックし、動作を確認してみましょう。メモリーに余裕が無い場合は、最初の再生が少々ぎこちないですが、数回再生すると自然に再生されるはずです。



出来上がったアニメーションをビデオに書き出すには、ファイルメニュー→書き出し→ビデオをレンダリングを選択します。
ファイルオプションで希望の形式を選択して書き出すと、ビデオの完成です。



以下が、Photoshopから作成したMPEG-4ファイルです。今回は、ブログでアップするためMPEG-4形式にしていますが、QuickTime形式で書き出すと、ファイルサイズは大きくなりますが、画質は非常に美しい質感で書き出すことが可能です。



なお、3Dオブジェクトを回転する場合、3Dオブジェクト回転ツールで、shift【Shift】キー等を押しながら水平・垂直にドラッグし、回転すると、オブジェクトの形状によっては回転にムラがでることがあります。そのため、ムラの無い動きにする場合は、表示メニュー→表示・非表示→3D軸を表示し、3D軸を操作することで回転してみてください。





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