こんにちは、イマジカデジタルスケープの伊藤和博です。

今回は、InDesign CS5の新機能で、オブジェクトの間隔と配置に関する新機能をご紹介します。

一見地味な機能のようですが、実際の現場では非常に役に立つと思います。この機能を使うと、従来のオペレーションで行うよりもより効果的にオブジェクトの作成、配置、複製が行えますので、ぜひオペレーションをマスターしてください!


間隔を調整する、間隔ツール


InDesign CS5では、間隔ツールという新しいツールが加わりました。

このツールはオブジェクト同士の間隔を調整するツールで、キーボードと組み合わせることで様々な間隔調整が可能です。

あらかじめ、同じ大きさのグラフィックフレームを、等間隔で4つ描いておき、間隔ツールで、フレームの間にカーソルを合わせ、ドラッグします。同じ間隔が開いている箇所を同時に移動します。

個別の間隔のみ移動する場合は、shift【Shift】キー+ドラッグします。
間隔の大きさを変更する場合は、command【Ctrl】+ドラッグします。
間隔の長さを維持したまま、間隔を構成するオブジェクトと同時に移動する場合は、option【Alt】+ドラッグします。

※【 】内はWindows の場合

  


複数オブジェクトの間隔をまとめて変更する


バウンディングボックスのハンドルをドラッグする際、キーボードを組み合わせることで、複数オブジェクトの間隔を調整することが可能です。

あらかじめ、間隔を調整したい複数のオブジェクトを選択しておきます。この時、ただハンドルをドラッグすると、サイズを変更することができます。また、shift【Shift】キーを併用すると、縦横の比率を維持してサイズを変更することができます。さらに、ドラッグ開始後に、スペースバーを押してみましょう。すると、オブジェクト同士の間隔のサイズ変更を行うことが可能です。




グリッドへの複製(等間隔で複製)


Illustratorの経験がある方は、等間隔に連続したオブジェクトの複製をつくる場合に、オブジェクトをoption【Alt】+ドラッグして複製を1つ作り、command【Ctrl】+Dで変形を繰り返すことで、いくつかの複製を等間隔で作成する、という操作をすると思います。

もちろん、このIllustratorと同じようなオペレーションが、InDesignにもあります。

Illustrator同様にオブジェクトの複製を1つ作ってから、option【Alt】+command【Ctrl】+4(メインキーボードの4)を行うと、オブジェクトメニュー→変形→変形シーケンスを再実行、のショートカットになり、Illustratorのcommand【Ctrl】+Dと同様の効果があり、最初に複製を取った距離だけ次々に複製を作り出す、という場合に便利です。

この操作に加え、InDesignにはもうひとつ、「ここからここまでの間に、任意の個数の複製を(簡単に)作る」という、新しい操作が加わりました。

まず、最初のオブジェクトを指定の箇所に描いておきます。

次に、option【Alt】キーを【先に】押しておき、選択ツールでオブジェクトを移動し、連続複製したい最後の位置にあわせ、option【Alt】キーを離します(マウスボタンは押したまま)。

この状態で、↑↓←→の矢印キーをタイプします。キーをタイプした数だけ、2つのオブジェクト間にグリッドの複製を作成します。
複製したい個数が決まったら、マウスボタンを離します。



option【Alt】+command【Ctrl】+4を使って、任意の個数のオブジェクトを複製すると、最初に複製する距離を計算しておかなければいけませんが、この方法は、間隔を自動計算してくれます。

前回のInDesignのブログでご紹介したコンタクトシート配置は、グラフィックフレームの作成と同時に画像も配置する、という方法でしたが、この方法を使うと、グラフィックフレームも含め、オブジェクトのみグリッド上に配置することが可能です。



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