こんにちは、イマジカデジタルスケープの伊藤和博です。

今週は、AfterEffectsのパペットツールを使ったアニメーションをご紹介します。

パペットツールそのものは、以前の【Photoshopのパペットワープのブログ】でご紹介した、画像に粘度を与える機能であることはご紹介しました。

AfterEffectsでは、このパペットを使ってアニメーションを作ることが可能です。


3つのパペットツール



AfterEffectsには、パペットピンツール、パペットスターチツール、パペット重なりツールと3つのパペットツールが用意されています。

パペットピンツールは、Photoshopと同様にフッテージ(素材)にピンを打ち、そのピンを動かすことで粘度を与えます。

パペットスターチツールは、硬度を与えるツールで、スターチツールで予めピンを打っておくと、その場所は変形の影響をあまり受けなくなります。

パペット重なりツールは、変形によってイメージが重なった場合に前面に表示する部分を定義することが可能です。



パペットで変形



まず、コンポジションを作成し、プロジェクトパネルから任意のレイヤーを配置した後、パペットピンツールで変形させたい箇所にピンを打ちます。

画像の中で動かしたい被写体がある場合、予め被写体をPhotoshopで切り抜いておき、Photoshopフォーマットで保存したものをプロジェクトパネルに取り込むと、PhotoshopのレイヤーをAfterEffectsのレイヤーとしてそのまま活用することが可能です。



次に、パペットピンツールで、粘度を与える箇所にピンを打っておきます。関節部分等には細かくピンを打っておくと、後から細部の動きを調整することが可能です。

このピンにアニメーションを加える場合は、パペットピンツールを選択した状態で、設定したピンをcommand【Ctrl】+ドラッグします。



ドラッグ中は、時間軸インジケーターが自動的に動きだし、マウスを動かした軌跡をそのままアニメーションにします。もちろん、アニメーションを作成した後に、キーフレームを動かし、細かい調整を行うことも可能です。



手足3カ所と、しっぽにピンを打ち、5秒間のビデオに書き出したものが以下のビデオです。(このブログにアップした全てのビデオは、ファイルを軽くするために画質を落としてあります。)





ピンポン再生(バウンス再生)と、時間反転キーフレーム



画像などがくしゃくしゃになる様子をパペットで作成した後、くしゃくしゃの状態から復元していく様子をプレビューで確認する場合は、ピンポン再生という機能で確認することが可能です。

ピンポン再生を行う場合は、プレビューパネルのRAMプレビューボタンのすぐ左にあるボタンをクリックします。クリックするたびに【一回再生】【ループ再生】【ピンポン再生】を切り替えることができます。(下の画像の左から、一回再生、ループ再生、ピンポン再生)



また、パペットピンツールで画像を変形した後に、「変形した状態から、元の状態に戻す様子」をビデオにする場合、キーフレームを反転することで逆再生することが可能です。

パペットピンツールで設定したキーフレームを全て選択しておき、control+クリック【右クリック】→キーフレーム補助→時間反転キーフレームを選択します。

すると、最初に設定したキーフレームが全て反転し、変形した状態から復元する様子を作成することが可能です。



以下は、平面の画像を、あらかじめパペットピンツールで変形しておき、時間反転キーフレームでキーフレームを反転して書き出したビデオです。



ウル○ラセブ○などのオープニングも、このパペットを応用すると・・・

試してみてください!




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