こんにちは、イマジカデジタルスケープの伊藤和博です。
今週から、Adobe Creative Suite 5.5製品群の新機能について、少しづつご紹介していこうと思います。


Adobe Creative Suite5.5は、今年の5月下旬に登場し、すでに4ヵ月ほど経過しました。皆さんもご存知の通り、CS5.0の発売から約1年ぶりのバージョンアップとなりましたが、Creative Suiteに含まれる全ての製品が5.5になったわけではなく、いくつかの製品のみアップグレードしています。CS5.0から5.5になった代表的なアプリケーションは以下の通りです。

・Adobe Flash
・Adobe Dreamweaver
・Adobe InDesign
・Adobe AfterEffects
・Adobe Premiere

Web・ビデオ・DTPの代表的なアプリケーションはCS5.5になり、他、AI、PS、FWはそれぞれ5.1というバージョンになりました。

なお、今回からこれら5.5の新機能についてご紹介していきますが、イマジカデジタルスケープで開催しているトレーニングは、CS5.0を使用しています。5.5をお使いの方は、このブログで5.0とどのような部分が違うかを見ていただければ、と思っています。

それでは、まず今週はFlash CS5.5からご紹介します。



ドキュメント設定


ドキュメント設定にいくつかの機能が加わりました。

【コンテンツをステージに合わせて拡大/縮小】
ステージのサイズを変更すると、ステージの中にあるシェイプやシンボルを自動的にリサイズする機能が追加されました。

【自動保存】
ドキュメントを指定した時間で自動的に保存します。また環境設定→一般の中に、「自動リカバリ」の機能が追加され、現在開いているファイル(複数可)のコピーを作成して「リカバリ_<ファイル名>」という名前で復元用のファイルを自動保存します。

万が一、Flashが不正終了した場合に、Flashを再起動すると、このリカバリファイルから不正終了前に開いていたファイルを復元するように求めるダイアログが表示されるようになります。InDesignにある復元の機能と近い機能が搭載されています。







プロパティパネル


以前はファイルメニュー→パブリッシュ設定で行っていた、パブリッシュ設定、Flash Playerのバージョン選択、ASの選択が、プロパティパネルからできるようになりました。

また、シンボルのプロパティに「表示する」というチェックボックスが追加され、以前ASで設定していたシンボルの表示非表示を、このチェックのみでできるようになっています。このチェックを行うことでアルファ(透明度)を0にするよりもパフォーマンス効率を高くすることが可能です。

なお、このチェックボックスは、Flash Playerのバージョンを10.2に設定した時のみ、アクティブになります。





ビットマップの機能


シンボルの表示プロパティとして「ビットマップとして書き出し」が追加されました。これを選択すると、パブリッシュ時にシンボルをビットマップとして書き出します。これによってムービークリップ内に複雑なベクトル図形がある場合は、従来からある「ビットマップとしてキャッシュ」(Flash Playerで実行時にビットマップを生成)よりも実行時のパフォーマンスが向上することがあります。

また、予めビットマップに変換しておく機能として、修正メニュー→ビットマップに変換が追加されています。デフォルトではPNGに変換されますが、ライブラリのプロパティでJPEGを選択することも可能です。







レイヤーのコピーペースト


これまでのCS5.0まではレイヤー内のスパンに対してコピーペーストを行うことが可能でしたが、CS5.5からレイヤーそのもの、モーション、インバースキネマティクスなどすべてのレイヤータイプをコピー&ペーストすることができるようになりました。

選択されたレイヤーの構造は完全に保持され、レイヤーにマスクを設定した場合、マスクしているレイヤーとマスクされているレイヤーは、ペースト後もその関係が保持されます。

また、フォルダーを選択してコピーすると、フォルダー内のすべてのコンテンツがコピーペーストされるようになりました。





タイムラインパネルへのコントローラー


Enterキーで行っていた再生を、タイムラインパネルのコントローラーで操作することが可能になりました。ループボタンも追加され、ループボタンをクリックすると、ループ再生するフレーム範囲を指定するマーカーが表示されるようになりました。




その他、AIR for AndroidとAIR for iOSが追加され、スキンが刷新したパブリッシュ設定、TLFテキストの更なる強化、IKピニング(ボーンの終端を固定する)などの機能が追加されています。




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○CS5新機能02:内側描画と背面描画
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○CS5新機能05:線パネルと線幅ツール

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○自然な合成テクニック・角版
○自然な合成テクニック・切り抜き画像
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○調整レイヤー
○レイヤーパネルの不透明度と塗りについて
○不透明度のショートカット
○CS5新機能01:「コンテンツに応じる」機能
○CS5新機能02:絵筆ブラシと混合ブラシ
○CS5新機能03:人の記憶に近い画像・HDRについて
○CS5新機能04:パペットワープ
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○Illustratorだけでできる、Flashアニメ
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○CS5新機能02:コードスニペットパネルで簡単ActionScript3.0
○CS5新機能03:パターン描画ツール
○CS5.5新機能01

●InDesign(ID)
○CS5新機能01:マルチステートを使った、IDからFlashアニメの作り方
○CS5新機能02:アニメーションパネルとタイミングパネルを使った、IDのモーションプリセット
○CS5新機能03:キャプションの自動作成機能
○CS5新機能04:オブジェクトの間隔と配置
○CS5新機能05:画像一括貼り替え

●Dreamweaver(DW)
○CS5新機能01:新しいサイト定義と、CSSスターターレイアウト
○CS5新機能02:HTML5 Pack
○CS5新機能03:スマートフォン検証・CSS3のメディアクエリー
○CS5新機能04:ブラウザ検証便利ツール・Adobe BrowserLabについて

●AfterEffects(AE)
○CS5新機能01:ロトブラシ
○CS5新機能02:新しい便利なショートカット
○CS5 パペットアニメーションと、時間反転キーフレーム
○CS5 ビデオや画像の型抜きについて「トラックマットとステンシルアルファ」
○CS5 動画の動きを捕らえて、他のレイヤーに適用する「モーショントラック」

●FireWorks(FW)
○CS5新機能01:Device Centralと連携した、スマートフォンのプロトタイプ
○CS5新機能02:divのタイル背景の強化
○レイヤーパネル

●その他
○Adobe Edge(Preview版)