こんにちは、イマジカデジタルスケープの伊藤和博です。

最近は東京でも雪が降り積もったりと、とても寒い日が続きますね。でも、二十四節気も大寒を過ぎましたので、あとは暖かくなっていくのみです。
さて、今回のブログですが、今回はIllustrator(以下、AI)でのテキストの選択方法とアピアランスの関係、アウトライン化と分割の関係についてご説明します。普段何気なくAIで文字を操作しているかとは思いますが、このことはテキストの扱いとして以外と盲点になっていると思われることです。


■文字の2つの選び方


まず、AI上でテキストを選択する場合、入力後に「選択ツール」で選択する方法と、「文字ツール」で選択する方法の2つがあります。あたりまえのようですが、

●「選択ツール」で選択した場合は、

・位置の移動など、オブジェクトと同じように動かすことができるが、文字の再入力や追加入力はできない。

●「文字ツール」で選択した場合は、

・動かしたりなど、位置の移動はできないが、テキストそのものをドラッグで選択し、再入力や追加入力は可能。

ということになります。これは選び方の違いで、前者の「選択ツール」で文字を選択することを「テキストオブジェクト」といい、後者は単に「テキスト」といいます。
文字は、テキストオブジェクトとして選択した時、「図形」として選択しているため、アピアランスを使って「図形としての」外観に手を加えることが可能です。しかし、「テキスト」として選択した場合は、「文字」として選んでいるため「文字」のデザインそのものは、その文字を考えた人や企業の著作権であることから、その基本アピアランス以外にそのデザインに手を加えることはできず、アピアランスの追加や削除は行えないようになっています。




文字のアウトライン化を行う場合も、「テキスト」として選択した状態ではアウトライン化できず、選択ツールでオブジェクトとして選択する必要があります。そのため、アピアランスや外観に変更を加える場合は、「テキストオブジェクト」として選択する必要があります。

■アウトライン化と、アピアランスを分割の違い


アピアランスとは、オブジェクトの見た目であるため、アピアランスの操作は、オブジェクトの骨格そのものとは切り離して考えることができます。そのため、以下のように、文字のアピアランスを変更した場合、そのアピアランスを変更した文字を選択ツールで選択し、アウトライン化すると、見た目のアウトラインではなく、文字の骨格そのもののアウトライン化になります(中段の文字)。
見た目の形状でアウトライン化を行う場合は、書式メニュー→アウトライン化ではなく、オブジェクトメニュー→アピアランスを分割を使ってアウトライン化します(下段の文字)。




■アピアランスを分割と、分割・拡張の違い


効果メニュー→ワープで作成→旗にしたもの(上段)と、オブジェクトメニュー→エンベロープ→ワープで作成→スタイル:旗にしたもの(下段)とがあります。見た目は同じですので、旗が風になびいたような見た目にしたい場合には、どちらを使ってもいい、ということになります。これらは、それぞれにかかっている効果が違うため、なびいている形状でアウトライン化する場合は、効果メニューから設定した上段の文字は、アピアランスを分割することでアウトライン化します。
エンベロープは、そもそもアピアランスの機能ではなく、前面オブジェクトの形状で変形させる機能ですので、アウトライン化する際、そもそも書式メニュー→アウトライン化や、オブジェクトメニュー→アピアランスを分割は選択できません。つまり、書式でもなければ、アピアランスでもない、ということになります。こういった場合は、オブジェクトメニュー→分割・拡張で分割することで、アウトライン化をとるのです。


なお、効果メニューからかけたあらゆる設定は、そのオブジェクトに対してアピアランスとして機能する、ということを覚えておきましょう。アピアランスですので、そのアピアランスを削除する場合は、アピアランスパネルから削除したいアピアランスを選択し、ゴミ箱をクリックするだけです。


エンベロープの解除は、オブジェクトメニュー→エンベロープ→解除、で解除、になります。



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