こんにちは、イマジカデジタルスケープの伊藤和博です。

今週は、AfterEffectsに関する機能で、3Dレイヤーとライトレイヤーを組み合わせた「シャドウを落とす・受ける」機能をご紹介します。
3Dレイヤーに対してライトレイヤーでライトを照射すると、3Dレイヤーの下にあるレイヤーに対し、3Dレイヤーの形状でシャドウを落とすことが可能です。ライトのポジションを移動し、照射する角度を変更することで、シャドウのポジションも自動的に移動させることが可能です。


●さっそくやってみよう!


まずは、ライトを照射するためのレイヤー(今回はテキストレイヤー)と、シャドウが落ちるレイヤー(今回は平面レイヤー)を用意します。これらのレイヤーはテキストレイヤーや平面レイヤーで無くてもかまいませんが、今回はシャドウが落ちている様子がわかりやすいようにテキストレイヤーにライトを照射します。



次に、レイヤーメニュー→3Dレイヤーを選択し、これらのレイヤーを「それぞれ」3Dレイヤーに変更します。2Dのレイヤーにはカメラとライトは影響しないため、2Dのままカメラやライトレイヤーを作成すると、以下のような警告を表示します。



ポイントとなるのは、「シャドウが落ちるレイヤー」(今回は下にある平面レイヤー)も3Dレイヤーにしておくことです。シャドウが落ちる方のレイヤーを3Dに設定しないと、ライトによって自動生成されるシャドウを受け取ることができません。

●ライトを追加する


次にレイヤーの最上段にライトレイヤーを追加します。このライトレイヤーの作成時に、ライト設定のウインドウで「シャドウを落とす」にチェックを入れておきます(このチェックは後からでも設定することが可能です)。ポイントライトで作成するとテキストレイヤーのテキスト部分にフォーカスしてライトを照射するため、被写体に光が直射しているような効果が期待できます。




テキストレイヤーのトランスフォームからY回転を表示し、少々斜めに角度をつけます。3Dレイヤー変更後も、Rのワンキーで回転に関する全てのトランスフォームが表示可能です。



テキストレイヤーのマテリアルオプションから、「シャドウを落とす」をオンにすると、下にある平面レイヤーにシャドウが落ちます。



この時、下にある平面レイヤーは3Dレイヤーになっている必要があり、かつ、平面レイヤーの(シャドウを受け取るレイヤー)の、マテリアルオプションから、「シャドウを受ける」をオンにしておく必要があります。なお、この「シャドウを受ける」はデフォルトでオンになっているため、テキストレイヤーの「シャドウを落とす」をオンにするだけで、平面レイヤーにシャドウが落ちるようになります。



●シャドウも、ライトに合わせてアニメーションする


ライトのトランスフォーム→ポジションにキーフレームを設定し動かすと、シャドウもライトの動きに合わせて移動するようになります。



シャドウの大きさ等は、テキストレイヤーと平面レイヤーとの距離によって変更になり、それぞれの距離が遠ければ大きく、近ければ小さくなります。トランスフォームのZの位置を調整し、距離を設定してみましょう。



以下が、実際にレンダリングしたビデオファイルになります(画質は落としてあります)。なお、トランスフォームのZの位置を調整したり、またテキストの3DレイヤーにXYZの各回転アニメーションなど設定することによって、シャドウを受け取る平面レイヤーよりも、テキストレイヤーの方が奥に回り込んでしまうことがありますので、テキストレイヤーを3Dアニメーションさせる場合には、平面レイヤーとの距離を十分に設けてアニメーションさせるようにしましょう。






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