こんにちは、イマジカデジタルスケープの伊藤和博です。
発売から約1ヵ月となりましたAdobe Creative Suite 6ですが、今週からMaster Collectionの新機能を中心にご紹介していきます。
今週は、Fireworks CS6(以下FWCS6)をご紹介します。

FWCS6など、Web系アプリケーションは、HTML5・CSS3に準拠した機能が次々と搭載されています。特に、FWCS6では、CSSプロパティパネルが追加され、border-radiusなどいちいち書くのが面倒なCSSをオブジェクトから簡単に書き出す便利な機能が搭載されています。


●新しい拡張子


FWCS6では、ファイルの新しい拡張子として、fw.pngがデフォルトになりました。従来の.pngに変更する場合には環境設定で変更することが可能です。




●CSSプロパティパネル


この機能は、FireWorks CS5.1の時に、Adobe Labsから発表があった、Fireworksの拡張機能である「Fireworks CSS3 Mobile Pack」の機能の1つ、CSSプロパティパネルが、CS6になって正式に搭載されたものです。CS6の発売以降、このFireworks CSS3 Mobile Pack」のダウンロードは、Adobe Labsからはダウンロードできなくなっていますが、Fireworksディベロッパーセンターからのダウンロードは可能ですので、CS5.1またはCS5をお使いの方でダウンロードがまだの方は、ぜひダウンロードしてみてください。

Adobe Labs

http://labs.adobe.com/technologies/fireworks_css3mobile/

Fireworksディベロッパーセンター

http://www.adobe.com/jp/devnet/fireworks/articles/css3_mobile_pack.html

このCSSプロパティパネルは、ツールパネルのベクトルカテゴリから、任意のオブジェクトを作成し、塗りや線にカラーを適用すると、そのオブジェクトを選択するだけで、CSS3を書き出してくれる優れものです。各モダンブラウザのベンダープレフィックスや
コメントアウトも書くことができ、【すべて】のボタンをクリックするとソースを丸ごとコピーするため、あとはコピーペーストで使用するだけです。




●CSSスプライト書き出し


CSSスプライトとは、複数の画像を1枚づつ読み込む、またはスライスして読み込むのではなく、複数の画像を1枚にまとめ、background-positionで位置を変更しながら表示するものです。Fireworksでは、1枚の画像または複数の画像をステージに貼り込み、1つの長方形スライスからCSSスプライトで書き出すことができるようになりました。
長方形スライスを選択後、スライスの上で右クリックし、CSSスプライトを書き出しを選択し、書き出しウインドウでCSSスプライトで書き出すと、CSSを作成します。





●jQuery Mobile テーマ


その他、コマンドメニューの中に、jQuery Mobile テーマが新しく追加され、jQuery Mobile テーマのプレビュー、また初期設定のスプライトやスウォッチを元にjQuery Mobile テーマを作成・書き出しできるようになりました。




CSS3でのグラデーションや角丸、jQuery Mobileの設置やテーマに関するご説明などは、「HTML5・CSS3の基礎知識(PC・スマートフォン)」にてご説明しています。


●非推奨になった機能


その他、様々な新機能が搭載されたFWCS6ですが、バージョンがあがったことによって非推奨になった機能もいくつかあります。以下の機能は非推奨扱いとなります。

・AIR の書き出し
・スライドショーの作成
・Flex スキン
・Device Central
・スクリーンを共有

Device Centralは、携帯電話をエミュレートするものでしたが、Photoshop等でも、これまでのファイルメニュー→「Webおよびデバイス用に保存…」というコマンドから、以前の「Web用に保存…」というメニューコマンドに戻っています。3G携帯などにも対応していたDevice Centralが非推奨になった、ということを考えると、今後はもっとスマートフォンへの移行が加速することが想定されますね。




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■■イトウ先生のTipsNote(実践・新機能コンテンツ)アーカイブ■■


基本トレーニングの受講後に、さらに学習しておきたい内容やTips、新機能を、隔週1回(月2回)で公開しています。


●Macintosh基本操作編(意外と知らない操作も多い!?)
○入力モードや変換のショートカット
○デスクトップで使えるショートカット
○階層やファイルパスの把握に便利な機能

●Illustrator(AI)
○アウトライン化と孤立点の削除について
○データを軽く作る方法について
○シンボルの親子関係について・その1
○編集モード
○シンボルの親子関係について・その2
○カラーパネルの「使えるショートカット」
○カラー一括変換のグローバルスウォッチとは
○配置した画像のすばやい編集方法
○CS5新機能01:すべてのアートボードにペースト
○CS5新機能02:内側描画と背面描画
○CS5新機能03:Web・インタラクション用のデザイン
○CS5新機能04:遠近描画
○CS5新機能05:線パネルと線幅ツール
○AIのテキストのアピアランス
○SVGインタラクティビティ
○CS6の新機能:線へのグラデーションと不透明マスク・矩形以外のパターン図柄登録

●Photoshop(PS)
○消しゴムツールの活用
○ななめの画像をまっすぐにする方法
○自然な合成テクニック・角版
○自然な合成テクニック・切り抜き画像
○画像合成後の便利なショートカット
○調整レイヤー
○レイヤーパネルの不透明度と塗りについて
○不透明度のショートカット
○CS5新機能01:「コンテンツに応じる」機能
○CS5新機能02:絵筆ブラシと混合ブラシ
○CS5新機能03:人の記憶に近い画像・HDRについて
○CS5新機能04:パペットワープ
○CS5新機能05:3Dオブジェクトとアニメーション
○美しいモノクロ画像の作り方
○境界部分をきれいにカラー変更する方法
○Photoshop CS6 特集・その1(全3回)
○Photoshop CS6 特集・その2(全3回)
○Photoshop CS6 特集・その3(全3回)

●FLASH(FL)
○Illustratorだけでできる、Flashアニメ
○CS5新機能01:IKボーンスプリングでバネアニメ
○CS5新機能02:コードスニペットパネルで簡単ActionScript3.0
○CS5新機能03:パターン描画ツール
○CS5.5新機能01

●InDesign(ID)
○CS5新機能01:マルチステートを使った、IDからFlashアニメの作り方
○CS5新機能02:アニメーションパネルとタイミングパネルを使った、IDのモーションプリセット
○CS5新機能03:キャプションの自動作成機能
○CS5新機能04:オブジェクトの間隔と配置
○CS5新機能05:画像一括貼り替え
○CS5.5新機能01:EPUB書き出し
○CS5.5新機能02:アンカー付きオブジェクト
○データ結合(メールマージ)

●Dreamweaver(DW)
○CS5新機能01:新しいサイト定義と、CSSスターターレイアウト
○CS5新機能02:HTML5 Pack
○CS5新機能03:スマートフォン検証・CSS3のメディアクエリー
○CS5新機能04:ブラウザ検証便利ツール・Adobe BrowserLabについて

●AfterEffects(AE)
○CS5新機能01:ロトブラシ
○CS5新機能02:新しい便利なショートカット
○CS5 パペットアニメーションと、時間反転キーフレーム
○CS5 ビデオや画像の型抜きについて「トラックマットとステンシルアルファ」
○CS5 動画の動きを捕らえて、他のレイヤーに適用する「モーショントラック」
○CS5.5 ワープスタビライザー
○CS5.5 ブラー・互換・タイムコード
○CS5.5 「シャドウを落とす・受ける」機能
○CS5.5 エクスプレッション・その1
○CS5.5 エクスプレッション・その2
○CS5.5 エクスプレッション・その3

●FireWorks(FW)
○CS5新機能01:Device Centralと連携した、スマートフォンのプロトタイプ
○CS5新機能02:divのタイル背景の強化
○レイヤーパネル
○CS6の新機能:CSSプロパティパネル・CSSスプライト書き出し・jQuery Mobile テーマ

●その他
○Adobe Edge(Preview版)
○CS5.5:Adobe Audition「サウンドのカットとフェードイン、フェードアウトの設定」
○CS5.5:Adobe Audition「マルチトラックを使ったサウンド操作」