こんにちは、イマジカデジタルスケープの伊藤和博です。
先月に引き続き、今月もCS6関連の新機能についてご紹介していきます。
今週は、AfterEffects CS6(以下AECS6)のいくつかの新機能についてご紹介していきます。

今回のAfterEffects CS6では、Photoshop CS6同様、3D関連の機能が強化しており、新しいレンダリングエンジンの搭載や、CS5.5の時に搭載した、ワープスタビライザー(過去ブログを参照)という手ぶれ補正機能の拡張にあたる、3Dカメラトラックという機能が搭載されています。
ここら辺の新機能は追ってご紹介することにしまして、今回は3D以外のところで追加された新機能をいくつかご紹介していきます。まずは、Illustratorのデータからシェイプレイヤーを起こす機能です。


●ベクトルレイヤーからシェイプを生成


AECS6では、Illustrator(以下AI)で作成したファイルから、AE上でシェイプレイヤーを起こす機能が追加されました。AIで作成したパスは、AE上のレイヤーを選択した状態でコピーペーストし、マスクパスとして使用することは可能ですが、フッテージとしてプロジェクトパネルに取り込んでも、AI上の各パスを編集することはできませんでした。CS6では、フッテージとして取り込んだAiファイルからシェイプを生成し、AE上で加工することが可能になりました。
AE上で入力したテキストからアウトラインパスを作成する場合は、テキストレイヤーを選択しておき、レイヤーメニュー→テキストからシェイプを作成、またはテキストからマスクを作成、で作成することが可能ですので、テキストからアウトラインパスを起こすのは従来通りですが、AIで作成したイラストやロゴなどからアウトラインを生成する場合は、レイヤーメニュー→ベクトルレイヤーからシェイプを作成を選択します。




●ベベルと押し出し


3D テキストレイヤーとシェイプレイヤーには、ベベルまたは押し出し(またはその両方)を適用できます。ベベルスタイル、ベベルの深さ、ベベル穴の深さ、および押し出しの深さなどのプロパティによって、外観が決定されます。AECS6では、シェイプを3Dレイヤーに変更すると、自動的に形状オプションが適用され、ベベルと押し出しを設定できるようになりました。




●マスクの境界のぼかしツール


AECS5.5までは、マスクパスに対してぼかしを設定すると、そのパスに対して一律で同じぼけ足がつきましたが、CS6では、「マスクの境界のぼかしツール」を使用し、個々のパスに対して、ぼけ足を設定することが可能になりました。
通常通り、マスクパスを作成した後に、「マスクの境界のぼかしツール」でパスのセグメント上でクリックすると、ポイントが追加されるため、そのポイントをドラッグすることでぼけ足をつけることが可能です。





このとき、セグメント上の複数の箇所でクリックしてポイントを追加し、それぞれのポイントの位置やぼけ具合を修正することで、個別にぼけ足を設定することが可能になります。




●レイトレース3Dレンダラー


3Dレイヤーなどの3D系の機能を使用すると、AECS6では、デフォルトでレイトレース3Dレンダラーというレンダラーを使用し、レンダリングするようになります。このレンダリングエンジンを使用すると、レンダラーオプションのレイトレース画質で設定しているクオリティに応じて、ノイズを大幅に減らすことができるため、美しいレンダリング結果を得ることが可能になりますが、それなりにレンダリングにかかる時間が長くなります。
3D関連の機能を使用している場合で、マシンパフィーマンスが十分ではない場合には、従来のレンダリングエンジン、クラッシック3Dにしておくことをお勧めします。







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○シンボルの親子関係について・その1
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○シンボルの親子関係について・その2
○カラーパネルの「使えるショートカット」
○カラー一括変換のグローバルスウォッチとは
○配置した画像のすばやい編集方法
○CS5新機能01:すべてのアートボードにペースト
○CS5新機能02:内側描画と背面描画
○CS5新機能03:Web・インタラクション用のデザイン
○CS5新機能04:遠近描画
○CS5新機能05:線パネルと線幅ツール
○AIのテキストのアピアランス
○SVGインタラクティビティ
○CS6の新機能:線へのグラデーションと不透明マスク・矩形以外のパターン図柄登録

●Photoshop(PS)
○消しゴムツールの活用
○ななめの画像をまっすぐにする方法
○自然な合成テクニック・角版
○自然な合成テクニック・切り抜き画像
○画像合成後の便利なショートカット
○調整レイヤー
○レイヤーパネルの不透明度と塗りについて
○不透明度のショートカット
○CS5新機能01:「コンテンツに応じる」機能
○CS5新機能02:絵筆ブラシと混合ブラシ
○CS5新機能03:人の記憶に近い画像・HDRについて
○CS5新機能04:パペットワープ
○CS5新機能05:3Dオブジェクトとアニメーション
○美しいモノクロ画像の作り方
○境界部分をきれいにカラー変更する方法
○Photoshop CS6 特集・その1(全3回)
○Photoshop CS6 特集・その2(全3回)
○Photoshop CS6 特集・その3(全3回)

●FLASH(FL)
○Illustratorだけでできる、Flashアニメ
○CS5新機能01:IKボーンスプリングでバネアニメ
○CS5新機能02:コードスニペットパネルで簡単ActionScript3.0
○CS5新機能03:パターン描画ツール
○CS5.5新機能01

●InDesign(ID)
○CS5新機能01:マルチステートを使った、IDからFlashアニメの作り方
○CS5新機能02:アニメーションパネルとタイミングパネルを使った、IDのモーションプリセット
○CS5新機能03:キャプションの自動作成機能
○CS5新機能04:オブジェクトの間隔と配置
○CS5新機能05:画像一括貼り替え
○CS5.5新機能01:EPUB書き出し
○CS5.5新機能02:アンカー付きオブジェクト
○データ結合(メールマージ)
○CS6の新機能1:レイアウト・リキッドレイアウトと、ePub書き出し
○CS6の新機能2:コンテンツ収集ツール・コンテンツ配置ツール・リンクとして配置

●Dreamweaver(DW)
○CS5新機能01:新しいサイト定義と、CSSスターターレイアウト
○CS5新機能02:HTML5 Pack
○CS5新機能03:スマートフォン検証・CSS3のメディアクエリー
○CS5新機能04:ブラウザ検証便利ツール・Adobe BrowserLabについて

●AfterEffects(AE)
○CS5新機能01:ロトブラシ
○CS5新機能02:新しい便利なショートカット
○CS5 パペットアニメーションと、時間反転キーフレーム
○CS5 ビデオや画像の型抜きについて「トラックマットとステンシルアルファ」
○CS5 動画の動きを捕らえて、他のレイヤーに適用する「モーショントラック」
○CS5.5 ワープスタビライザー
○CS5.5 ブラー・互換・タイムコード
○CS5.5 「シャドウを落とす・受ける」機能
○CS5.5 エクスプレッション・その1
○CS5.5 エクスプレッション・その2
○CS5.5 エクスプレッション・その3
○CS6の新機能1:ベクトルレイヤーからシェイプを生成

●FireWorks(FW)
○CS5新機能01:Device Centralと連携した、スマートフォンのプロトタイプ
○CS5新機能02:divのタイル背景の強化
○レイヤーパネル
○CS6の新機能:CSSプロパティパネル・CSSスプライト書き出し・jQuery Mobile テーマ

●その他
○Adobe Edge(Preview版)
○CS5.5:Adobe Audition「サウンドのカットとフェードイン、フェードアウトの設定」
○CS5.5:Adobe Audition「マルチトラックを使ったサウンド操作」