こんにちは、イマジカデジタルスケープの伊藤和博です。
今週は、Flash CS6の新機能、Toolkit for CreateJSについてご紹介します。
このToolkit for CreateJS(オープンソースのCreateJS JavaScriptライブラリ)は、Flash CS6の拡張キットにあたるもので、Flash CS6で作成したアニメーションから、HTML5やJavaScriptの書き出しを可能にするものです。ご存知の通り、iPhone非対応のswfですが、このToolkit for CreateJSを使用することで、Flashからcanvasの中で動作するJavaScriptの書き出しができるようになります!


●さっそくやってみよう!


Toolkit for CreateJSは、ベクター、ビットマップ、クラシックトゥイーン、サウンド、JavaScriptタイムラインスクリプトなど、アニメ・イラストの大部分をサポートしており、1クリックでステージ上やライブラリ内のコンテンツをHTML5とJavaScriptに書き出します。あとは、書き出したソースをコピーペーストするだけです。
まずは、このToolkit for CreateJSという拡張キットをダウンロードする必要があります。以下のサイトからダウンロード可能です。ダウンロード後、Adobe Extension Manager CS6が起動するため、承認してインストールし、Flashを起動します。

Flash Professional CS6 / Toolkit for CreateJS
http://www.adobe.com/jp/products/flash/flash-to-html5.html


Flashの基本トレーニングを受講したことがある方は見たことがあるかと思いますが、今回は、トゥイーンは何も設定していない、以下のような4カットのキーフレームアニメーションを書き出します。




まず、Toolkit for CreateJSをインストールすると、ウィンドウメニュー→その他のパネル→Toolkit for CreateJSというメニューが新設されるため、表示しておきます。Toolkit for CreateJSパネルの「設定の編集」をクリックすると、アセットパスやJavaScriptのnamespaceの設定か可能です。






Flashのファイルをflaで保存しておき、Toolkit for CreateJSパネルの「パブリッシュ」をクリックすると、HTMLファイルとJavaScriptファイルを書き出します。




●HTMLソースを見てみる


書き出したソースは以下のようになっています。

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>CreateJS export from 001cat</title>

<script src="http://code.createjs.com/easeljs-0.5.0.min.js"></script>
<script src="http://code.createjs.com/tweenjs-0.3.0.min.js"></script>
<script src="http://code.createjs.com/movieclip-0.5.0.min.js"></script>
<script src="001cat.js"></script>

<script>
var canvas, stage, exportRoot;

function init() {
canvas = document.getElementById("canvas");
exportRoot = new lib._001cat();

stage = new createjs.Stage(canvas);
stage.addChild(exportRoot);
stage.update();

createjs.Ticker.setFPS(24);
createjs.Ticker.addListener(stage);
}
</script>
</head>

<body onload="init();" style="background-color:#D4D4D4">
<canvas id="canvas" width="550" height="400" style="background-color:#ffffff"></canvas>
</body>
</html>

headの中に、Flashから書き出したJavaScriptが外部ファイルとして参照されており、HTML5でのマークアップで、アニメーション部分はcanvasタグとして書き出されているのがわかります。
canvasタグには、id="canvas"を設定し、headの最下部にあるscriptに、function init()で、getElementById("canvas")で取得、bodyタグにonloadで読み出す、という仕組みです。アニメーションの書き出しですので、Flashから書き出したJavaScriptソースは相当なボリューム(372行)があるためこのブログで解釈するのは控えますが、canvasで動作するこれだけのJavaScriptを1クリックで書き出すこのToolkit for CreateJSはぜひインストールして使いたいですね。
以下は、実際にFlashで書き出したHTML5のソースとJavaScriptを取り込んだものです。このブログのページをiPhoneやiPad、アンドロイドで見てみてください。Flashで作成したアニメがこれまでのSWFとしてではなく、JavaScriptのcanvasアニメとして動作しているのが確認できるはずです。
これで、Flashで作成したファイルも、スマートフォンでも見ることができるようになりますね!




次回は、このToolkit for CreateJSをもう少し掘り下げてご説明したいと思います。


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○デスクトップで使えるショートカット
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●Illustrator(AI)
○アウトライン化と孤立点の削除について
○データを軽く作る方法について
○シンボルの親子関係について・その1
○編集モード
○シンボルの親子関係について・その2
○カラーパネルの「使えるショートカット」
○カラー一括変換のグローバルスウォッチとは
○配置した画像のすばやい編集方法
○CS5新機能01:すべてのアートボードにペースト
○CS5新機能02:内側描画と背面描画
○CS5新機能03:Web・インタラクション用のデザイン
○CS5新機能04:遠近描画
○CS5新機能05:線パネルと線幅ツール
○AIのテキストのアピアランス
○SVGインタラクティビティ
○CS6の新機能:線へのグラデーションと不透明マスク・矩形以外のパターン図柄登録

●Photoshop(PS)
○消しゴムツールの活用
○ななめの画像をまっすぐにする方法
○自然な合成テクニック・角版
○自然な合成テクニック・切り抜き画像
○画像合成後の便利なショートカット
○調整レイヤー
○レイヤーパネルの不透明度と塗りについて
○不透明度のショートカット
○CS5新機能01:「コンテンツに応じる」機能
○CS5新機能02:絵筆ブラシと混合ブラシ
○CS5新機能03:人の記憶に近い画像・HDRについて
○CS5新機能04:パペットワープ
○CS5新機能05:3Dオブジェクトとアニメーション
○美しいモノクロ画像の作り方
○境界部分をきれいにカラー変更する方法
○Photoshop CS6 特集・その1(全3回)
○Photoshop CS6 特集・その2(全3回)
○Photoshop CS6 特集・その3(全3回)

●FLASH(FL)
○Illustratorだけでできる、Flashアニメ
○CS5新機能01:IKボーンスプリングでバネアニメ
○CS5新機能02:コードスニペットパネルで簡単ActionScript3.0
○CS5新機能03:パターン描画ツール
○CS5.5新機能01
○CS6の新機能01:Toolkit for Create JS・その1

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○CS5新機能01:マルチステートを使った、IDからFlashアニメの作り方
○CS5新機能02:アニメーションパネルとタイミングパネルを使った、IDのモーションプリセット
○CS5新機能03:キャプションの自動作成機能
○CS5新機能04:オブジェクトの間隔と配置
○CS5新機能05:画像一括貼り替え
○CS5.5新機能01:EPUB書き出し
○CS5.5新機能02:アンカー付きオブジェクト
○データ結合(メールマージ)
○CS6の新機能1:レイアウト・リキッドレイアウトと、ePub書き出し
○CS6の新機能2:コンテンツ収集ツール・コンテンツ配置ツール・リンクとして配置

●Dreamweaver(DW)
○CS5新機能01:新しいサイト定義と、CSSスターターレイアウト
○CS5新機能02:HTML5 Pack
○CS5新機能03:スマートフォン検証・CSS3のメディアクエリー
○CS5新機能04:ブラウザ検証便利ツール・Adobe BrowserLabについて
○CS6の新機能1:可変グリッドレイアウト
○CS6の新機能2:jQuery Mobile 1.0 と jQuery Mobile スウォッチ

●AfterEffects(AE)
○CS5新機能01:ロトブラシ
○CS5新機能02:新しい便利なショートカット
○CS5 パペットアニメーションと、時間反転キーフレーム
○CS5 ビデオや画像の型抜きについて「トラックマットとステンシルアルファ」
○CS5 動画の動きを捕らえて、他のレイヤーに適用する「モーショントラック」
○CS5.5 ワープスタビライザー
○CS5.5 ブラー・互換・タイムコード
○CS5.5 「シャドウを落とす・受ける」機能
○CS5.5 エクスプレッション・その1
○CS5.5 エクスプレッション・その2
○CS5.5 エクスプレッション・その3
○CS6の新機能1:ベクトルレイヤーからシェイプを生成
○CS6の新機能2:3Dカメラトラック

●FireWorks(FW)
○CS5新機能01:Device Centralと連携した、スマートフォンのプロトタイプ
○CS5新機能02:divのタイル背景の強化
○レイヤーパネル
○CS6の新機能:CSSプロパティパネル・CSSスプライト書き出し・jQuery Mobile テーマ

●その他
○Adobe Edge(Preview版)
○CS5.5:Adobe Audition「サウンドのカットとフェードイン、フェードアウトの設定」
○CS5.5:Adobe Audition「マルチトラックを使ったサウンド操作」