こんにちは、イマジカデジタルスケープの伊藤和博です。
今週は、Photoshop CC 2014の中から、「焦点領域」と「スマートガイド」についてご説明します。
焦点領域の機能は、画像の中で焦点(ピント)が合っている箇所のみに自動的に選択範囲を作成する機能です。作成した選択範囲を使用して、「境界線を調整」の機能と同様に、選択範囲のみ作成するか、選択範囲から新規レイヤーを作成するか、等を選択し、ピントの合っている部分のみを切り取ることが可能です。
スマートガイドは、これは機能そのものは従来のPhotoshopからありましたが、スマートガイドを使用してレイヤー間の距離を測定したり、カンバスとレイヤーまでの距離を測定できるようになりました。


●さっそくやってみよう!


まずは、画像の一部分にピントの合った画像を用意します。


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選択範囲等も特に何も作成せずに、選択範囲メニュー>焦点選択を選択します。画像の中でピントが合っている箇所を自動的に探し、選択範囲を作成します。





表示モードと出力先の設定は、「境界線を調整」の機能と同様の機能を備えています。また、焦点範囲のスライダーを右にドラッグすると、ピントの合っている範囲をより取得し、選択範囲を拡張することが可能です。細部の調整は、焦点領域加算ツール(ブラシの+がついているツール)または焦点領域減算ツール(ブラシのーがついているツール)を使用し、クイック選択ツールのように画像の上をドラッグすることで微調整することが可能です。




また、「境界線を調整」の機能との連携が可能であるため、作成した選択範囲の周囲を「境界線を調整」の機能でそのまま調整をかけることが可能です。出力先を設定し、OKをクリックします。




●スマートガイド(測定ガイド)


スマードガイドの拡張機能として、レイヤーとレイヤー間、レイヤーとカンバス間等の距離を測定する機能が搭載されました。




表示メニュー>表紙・非表示>スマートガイドを選択し、計測したい状況に応じて以下のキー操作を併用します。どこに、何のカーソルを、何キーを押して、どのように操作すると計測されるのかを整理してご説明します。


○現在のレイヤーと、そのレイヤーの複製との距離を計測


移動ツールを選択し、特定のレイヤーを選択した状態で、option【Alt】キーを先に押しておき、レイヤーを移動し出します。複製元のレイヤーと、複製先のレイヤーとの距離を計測します。なお、オプションバーにあるレイヤーの自動選択にチェックしているかどうかはこの機能とは無関係のため、どちらでもかまいません。
また、シェイプでも同様の操作が可能です。シェイプの場合、移動ツールでシェイプをoption【Alt】+ドラッグで動かすと、複製元とのレイヤーの距離を返し、パス選択ツールの場合は、複製元とのパスの距離を返します。




○レイヤーとレイヤーとの距離を計測する


移動ツールを選択し、特定のレイヤーを選択した後、command【Ctrl】キーを押しながら、計測したいレイヤーの上(画像の上)にマウスカーソルをただ沿えます。なお、オプションバーにあるレイヤーの自動選択にチェックしているかどうかはこの機能とは無関係のため、どちらでもかまいません。
また、シェイプでも同様の操作が可能です。シェイプの場合、レイヤーパネルでシェイプが選択された状態で、移動ツールを選択し、他のレイヤーの間にマウスカーソルを沿えてcommand【Ctrl】キーを押します。パス選択ツールの場合は、パスそのものを選択した状態で、他のレイヤーの間にマウスカーソルを沿えてcommand【Ctrl】キーを押します(パスが選択されていないと距離が表示されません)。




○カンバスとレイヤーとの距離を計測する。


移動ツールまたはパスコンポーネント選択ツールのいずれかで、距離を計測したいレイヤーまたはシェイプを選択した状態で、レイヤーまたはシェイプの外側でcommand【Ctrl】キーをプレスします。カンバスとレイヤーまたはシェイプとの距離を表示します。なお、この機能は、計測したいレイヤーよりも下のレイヤーに、べた塗りのレイヤーまたは背景が存在しないと計測されません。背景が無い(透明)、またはべた塗りのレイヤーが存在しない場合はcommand【Ctrl】キーをプレスしても何も表示しません。





○レイヤーグループの場合


レイヤーグループの場合、移動ツールまたはパスコンポーネント選択ツールを選択し、レイヤーパネル上でレイヤーグループを選択した状態で、画像内の個々の画像にマウスカーソルを沿えると、対象のレイヤーがそのグループ内でどの位置にあるかを計測します。




なお、測定ガイドで表示される単位系は、環境設定>単位>定規の箇所で、mmとpxを変更可能です。
また、レイヤーの移動は矢印キーを使用して移動することが可能で、矢印キーを1回タイプすると1pxづつ、shift【Shift】キー+矢印キーをタイプすると、10pxづつ動かすことが可能ですので、距離を測定した後に矢印キーを使用して位置の微調整等を行うといいでしょう。

Photoshop CC 2014では、ピントが合っている箇所のみに選択範囲を自動作成する、という、新しい選択の仕方が追加されましたので、選択範囲の作成方法がさらに多様化されました。また、測定ガイドの表示機能は、Fireworksにも同様の機能として、ガイド間の距離を計測する機能がありますが、主にWebサイトのプロトタイプを使用する際などに便利な機能ですのでぜひスマートガイドはONの状態で使ってみてください。



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○CS5新機能04:パペットワープ
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○美しいモノクロ画像の作り方
○境界部分をきれいにカラー変更する方法
○Photoshop CS6 特集・その1(全3回)
○Photoshop CS6 特集・その2(全3回)
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○2つの画像の違いを調べる、差の絶対値
○Photoshop CS6だけで作るビデオ・その1
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○CSSの読み込み(スウォッチカラー)と、 CSS書き出し(CSSをコピー)について
○条件付きアクション
○Photoshop CCの新機能
○Photoshop CCの新機能:Generator(ジェネレーター)
○PhotoshopをJavaScriptで操作するAdobe Extendscript Toolkit CC
○新しいスクリプトパターンと、リンクを配置について
○変数
○Photoshop CC 2014:「配置」と「パッケージ化」
○Photoshop CC 2014:焦点選択と測定ガイド

●FLASH(FL)
○Illustratorだけでできる、Flashアニメ
○CS5新機能01:IKボーンスプリングでバネアニメ
○CS5新機能02:コードスニペットパネルで簡単ActionScript3.0
○CS5新機能03:パターン描画ツール
○CS5.5新機能01
○CS6の新機能01:Toolkit for Create JS・その1
○CS6の新機能01:Toolkit for Create JS・その2
○Flash CC:Toolkit for CreateJSに代わる、新しいHTML5書き出し
○Flash CC:HTML5 Canvasでサポートされない機能
○Flash CC 2014:線幅ツールとSVG書き出し


●InDesign(ID)
○CS5新機能01:マルチステートを使った、IDからFlashアニメの作り方
○CS5新機能02:アニメーションパネルとタイミングパネルを使った、IDのモーションプリセット
○CS5新機能03:キャプションの自動作成機能
○CS5新機能04:オブジェクトの間隔と配置
○CS5新機能05:画像一括貼り替え
○CS5.5新機能01:EPUB書き出し
○CS5.5新機能02:アンカー付きオブジェクト
○データ結合(メールマージ)
○CS6の新機能1:レイアウト・リキッドレイアウトと、ePub書き出し
○CS6の新機能2:コンテンツ収集ツール・コンテンツ配置ツール・リンクとして配置
○CS6の新機能3:「HTMLを挿入...」の機能からGoogleMapの読み込みについて
○InDesign CCの新機能:QRコードを生成
○InDesign CC :タグを割り当て
○InDesign CC :効率化されたハイパーリンク
○InDesign CC :スクリプト

●Dreamweaver(DW)
○CS5新機能01:新しいサイト定義と、CSSスターターレイアウト
○CS5新機能02:HTML5 Pack
○CS5新機能03:スマートフォン検証・CSS3のメディアクエリー
○CS5新機能04:ブラウザ検証便利ツール・Adobe BrowserLabについて
○CS6の新機能1:可変グリッドレイアウト
○CS6の新機能2:jQuery Mobile 1.0 と jQuery Mobile スウォッチ
○CS6の新機能3:CSSトランジション
○CS6の新機能4:HTML5ビデオ
○CS6の新機能5:Webfontsの使い方
○Dreamweaver CCの新機能:jQuery UI
○Dreamweaver CCとCS6での、CSSの作り方の違い
○Dreamweaver CC:新しいビヘイビア
○Dreamweaver CC 2014:新しいライブビューとエレメントクイックビュー

●Edge
○Adobe Edge(Preview版)
○Adobe Edge Code(プレビュー版)のご紹介
○Adobe Edge Reflow(プレビュー版)のご紹介

●AfterEffects(AE)
○CS5新機能01:ロトブラシ
○CS5新機能02:新しい便利なショートカット
○CS5 パペットアニメーションと、時間反転キーフレーム
○CS5 ビデオや画像の型抜きについて「トラックマットとステンシルアルファ」
○CS5 動画の動きを捕らえて、他のレイヤーに適用する「モーショントラック」
○CS5.5 ワープスタビライザー
○CS5.5 ブラー・互換・タイムコード
○CS5.5 「シャドウを落とす・受ける」機能
○CS5.5 エクスプレッション・その1
○CS5.5 エクスプレッション・その2
○CS5.5 エクスプレッション・その3
○CS6の新機能1:ベクトルレイヤーからシェイプを生成
○CS6の新機能2:3Dカメラトラック
○AfterEffects CCの新機能:ワープスタビライザーVFX
○AfterEffects CC・レンダリングの変更点
○AfterEffects CCの新機能:マスクをトラック
○AfterEffects CCの新機能:ピクセルモーションブラー
○AfterEffects CCエッジを調整ツール
○AfterEffects CC モーションスケッチ
○AfterEffects CC 2014:HTML5パネルSDK(その1)
○AfterEffects CC 2014:HTML5パネルSDK(その2)
○AfterEffects CC 2014:4KビデオのYouTubeへのアップロード

●FireWorks(FW)
○CS5新機能01:Device Centralと連携した、スマートフォンのプロトタイプ
○CS5新機能02:divのタイル背景の強化
○レイヤーパネル
○CS6の新機能:CSSプロパティパネル・CSSスプライト書き出し・jQuery Mobile テーマ

●その他
○CS5.5:Adobe Audition「サウンドのカットとフェードイン、フェードアウトの設定」
○CS5.5:Adobe Audition「マルチトラックを使ったサウンド操作」