CGWORLD 2008年08月号


第1特集:2008夏映画。制作の裏側


第2特集:『メタルギアソリッド 4』新生ビジュアルへの挑戦




創刊10周年!

こんにちは。CGWORLD編集部の渡辺です。

なんと今月号でCGWORLDが10周年を迎えます。
10年に渡って、CG・映像業界の情報発信を行なってきましたが、
改めて振り返ってみると、この10年でCG・技術、制作環境など
驚くほど大きく変化していますね。

そこで、(この業界での)主な出来事を簡単に振り返ってみたいと思います。


CGWORLD が創刊したころ、
『ファイナルファンタジー VII』(97)、『メタルギア ソリッド』(98)の発売がありました。
前者はその後のRPGゲームに特に大きな影響を与えた作品でしたね。
PS2の高速なJPEGデコーダーを活用して、
ストーリーの要所要所でプリレンダームービーを挿入し、
豊かな演出とストーリーの補完を行い、まさに新境地を切り開きました。
一方後者に関しては(先日『メタルギア ソリッド 4』が発売されたばかりですが)、
隠れながらミッションを遂行するというゲームの面白さに加え、
プレイヤーを十分に納得させる緻密なステージ作りには舌を巻きました。

映画関連のトピックスとしては、
ピクサーの『ゲーリーじいちゃんのチェス』(97)が大きな話題を呼んだ時期でしたね。
主な劇場公開作品は、『タイタニック』(97)、『アルマゲドン』(98)、『マトリックス』(99) など。
CG・VFXで支えられた作品が大ヒットを記録しています。
以前であれば、映像化不可能とも言えるような派手なシーンに、
観客は大いに酔いしれました。

それから、多くの優れた作品が生まれたこの10年、
一方で作る側には厳しいことも……。
次世代ゲーム機移行によるHDでのCG制作は、
作る労力を大幅に増やした上、環境設備を整えることをクリエイターに強いました。
また、CG制作に関する予算の低減が進みました。
職人的な技術を必要としたCG制作でしたが、普及とともに一般技術化されつつあります。
労力とコストのバランスが崩れてしまったところも。

とは言え、今後も映像業界の需要は拡大し続けます。
本誌では、今後さらにCG・映像業界を支える活動をしていきたいと思います。
それは技術的なこともそうですが、
この業界に従事している方々が幸せでいられるよう、生みだされるコンテンツの価値、
それらを作る人々の地位の向上に努めていきたいと思います。

……と、少し前置きが長くなってしまいましたが、
10周年記念号の見どころをご紹介します!

第1特集は「2008夏映画。制作の裏側」
この夏注目の映画のメイキングを大紹介。

海外作品からは
『スピード・レーサー』『カンフー・パンダ』『ホートン/ふしぎな世界のダレダーレ』。
特に注目は『スピード・レーサー』です。
『マトリックス』で鮮烈なデビューを飾ったウォシャウスキー兄弟の最新作で、
日本アニメ『マッハGoGoGo』が原作となった作品。
現実の世界では起こり得ない視聴体験を特徴とした本作では、
独自の視覚空間を生み出すために導入された「HDRフォトバブル」という技術を
基本に制作が進められています。
その技術の解説に加え、デジタル・ドメイン、ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス、
ビュフといったプロダクションで行われた緻密な画作りをぜひ堪能してください。

日本からは、
『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』『クライマーズ・ハイ』『ジーニアス・パーティ ビヨンド』。
国産CG・VFXの実力をぜひ本誌で確かめていただきたいです。
また、『ジーニアス・パーティ ビヨンド』からは森本晃司監督に登場して頂き、
手掛けた作品『次元爆弾』を通してアニメ制作への想いを語って頂いています。


第2特集は「『メタルギアソリッド 4』新生ビジュアルへの挑戦」です。
もう皆さんプレイされましたか?

PS3でのハイディテールな画作りをギリギリまで挑戦した秀作。
今年度上半期のベストゲームタイトルと言えますね。
本誌では、その制作における全体の方向性から、
プロダクションワーク、各セクションでの作業内容、そしてシーンメイキングと、
総17ページに渡って、特集します。

プレイされた方なら、特に気なるのが「オクトカム」だと思いますが、
(スネークが張り付いた壁や地面の模様を体に転写し同化させるもの)
その設定も紹介しています。


その他、特大プレゼントなど特別企画も盛りだくさん。
ヴィジュアルワークス藤井栄治氏が今後のゲーム制作について論じる
「Change the GAME Graphics」、
キャラクターデザインの極意を紹介する
「キャラクターデザイン研究所」といった新連載もスタート!

さらに皆様への感謝の意を込めて、
早野海兵さんが作成したビジュアルを使用した特製マウスパッドを
付録として全員にプレゼントいたします。
表紙も新ビジュアルを採用していますので、そちらもお楽しみに!!

10周年記念号をよろしくお願いいたします。

CGWORLD編集部 渡辺英樹



第1特集2008夏映画。制作の裏側
第2特集『メタルギアソリッド 4』新生ビジュアルへの挑戦


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