こんにちは、デジタルスケープの伊藤和博です!

今週も、Illustrator CS5の新機能をご紹介していきます。

今回はIllustrator CS5の新しい描画方法、「内側描画」と「背面描画」についてご紹介します。


「内側描画」と「背面描画」とは?


CS5から、「描画モード」に新しく「内側描画」と「背面描画」の2つの機能が加わりました。



「内側描画」モードは、選択したオブジェクトの内側に画像の描画を行える機能で、「背面描画」は選択したオブジェクトの背面に描画を行える機能です。



使い方は簡単!

「内側描画」は、内側に画像を描画したいオブジェクトを選択しておき、ツールパネルの内側描画をONにします。



そして、そのオブジェクトの上にブラシでペイントする、オブジェクトを作成するなど、必要な描画を行います。すると、そのオブジェクトは選択しておいたオブジェクトの中に描画されます。



「背面描画」の使い方も同じです。まず、背景に描画したいオブジェクトを選択しておき、背景描画をONにします。そして、そおオブジェクトの上からペイントすると、選択したオブジェクトの背面に画像が描画されます。



細かい部分を描き加えたら、エビフライの完成です。



なお、内側描画と同様の効果は、「クリッピングパス」という機能で可能です。ただし、クリッピングパスの場合は、上に乗せたパスの形状で下のオブジェクトが型抜きされる、というアプローチです。


内側の内側に描く


オブジェクトの内側にオブジェクトを描いた後、さらにその内側にオブジェクトを描画する場合はどうしたらよいでしょうか? 例を参考にしながら作成していきましょう。

まず、ブルーの四角を作成して内側描画をONにし、その内側にもう一つ、グリーンの画像を作成します。そして、グリーンの画像をダブルクリックして編集モード(編集モードは、イトウ先生のWeekly Tips・Illustrator編Part4を参照)に入ります。



その後、グリーンの四角を選択して内側描画をONにし、新しくオレンジの四角を描きます。



これを繰り返すことで、オブジェクトの中に中に・・・と永遠と繰り返して中に描いていくことが可能です。


クリッピングパスとの使い方の違い


内側描画を使ってみると、内側描画とクリッピングパスの機能は、似ているようでちょっと違うということが分かります。

クリッピングパスは、表示される部分(型抜きされる部分)を先に作成し、その後に型を抜く形状を作成していくという使い方をします。つまり、「上に乗せたパスの形状で下のオブジェクトが型抜きされる」という機能です。

内側描画の場合は、型を抜くオブジェクトを先に描き、その中に示される部分(型抜きされる部分)を作成していくというアプローチをします。


ですので、内側描画の機能を画像の配置に適用するという面白い試みも簡単にできるのです!

今回は、文字を用意。



その文字の中に画像を配置してみました。



テキストは、アウトライン化をしなくても、内側に画像をいれることが可能です。

また、画像を配置する場合、画像を表示するための枠となる部分を長方形ツール等で描いておき、その四角形を選択して、内面描画をONにし、ファイルメニュー→配置...で、画像を配置すると、InDesignのように、予め用意されたフレームの中に画像を取り込むようなオペレーションも可能になります。


先週ご紹介した「すべてのアートボードにペースト」の機能と組み合わせると、
よりページレイアウト的な使い方ができるようになったのがわかりますね。



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