内容
"アニメーションはセンス" という固定観念を打破する
原画・動画の概念をベースにした珠玉のノウハウ
『FREEDOM』にもアニメーターとして参加していた著者・森江康太氏が、CGWORLD2年分の記事資産に大幅に手を加え、情報量を格段に増やし、より分かりやすく再編したのが本書「アニメーションスタイル+」です。連載時には原画・動画でまとめて解説していたものを、タイムラインに沿って時系列順に並べ直し、各フレームにそれぞれ解説を加えました。解説では、ポージングや動きの繋がりなど、キャラクターアニメーションの真髄とも言うべき内容がふんだんに詰め込まれており、完成画とMaya画面を並べて表示しているので、重要な部位が見やすくなっています。
本書は、「リアル編」と「カートゥーン編」の2パートで構成されています。購入特典として、Mayaデータと完成ムービーが無償で利用できるようになっています。データを見ながら本書を併せ読むことで、より深く学習することが可能です。アニメーションは3DCGソフトのMayaで作成されていますが、解説内容については、CGアニメーターはもちろん、2D(手描き)のアニメーターやイラストレーターなど、キャラクターの画づくりを担うすべての人に役立つようになっています。
リアル編
リアル編では10種類のシーンを例に、現実に即した動きの再現を中心としたアニメーションを作成していきます。各作例の最初の2ページでは、原画・動画のキーフレームを連番で表示し、アニメーションの一連の流れを追うことができます。
カートゥーン編
カートゥーン編では14種類のシーンを例に、誇張表現や演出をふまえたカートゥーンらしい動きを扱っています。各フレームの説明の前後には、「学習のポイント」と「まとめ」として、各アニメーションにおいて、キーとなる学習項目について記してあります。
サンプルデータについて
本書で用いられているMayaデータおよび完成ムービーは、Webからダウンロードして無償でご利用いただけます。ご利用にあたっては、注意事項・免責事項に同意の上、使用許諾条件の範囲内でご利用ください。