内容
第1特集
サイアメントの挑戦

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ビジュアライゼーション活用の場がさらなる広がりをみせる中で、医療・医学をはじめとするサイエンスに特化したCGプロダクション「サイアメント」が現れた。日本初、日本唯一を自負する彼らの活動を通じて、3DCGの未来を考える。
- CASE File 1 TVドラマ『彼岸島』OP
- INTRODUCTION 瀬尾拡史、これまでの歩み
- CASE File 2 疾患啓発DVD『赤ちゃんが泣きやまない』
- CASE File 3 V型ATPアーゼの3DCGグラフィック
- BOARD MEMBERS サイアメント中核メンバー
- CASE File 4 気管支3DCGモデルの多角展開
- CASE File 5 DUNLOP 天然ゴムの分子動力学データ可視化
CASE File 1 TVドラマ『彼岸島』OP
昨年10月からMBSほかにて放送されたTVドラマ『彼岸島』。累計560万部を突破した人気漫画を実写化したことでも話題を集めたが本編と同じく、いやそれ以上に斬新かつ衝撃的なオープニング映像は2人の異端児クリエイターのコラボレーションによって誕生した。
INTRODUCTION 瀬尾拡史、これまでの歩み
アニメ業界の異端児を自負する神風動画の水崎氏が注目するほど圧倒的な個性をもつサイアメント代表取締役/瀬尾拡史という男。はたして彼はどのような経緯からサイエンスCGクリエイターを志すようになったのか、直接、本人に聞いてみた。
第2特集
3DCG×背景美術
作品の世界観を生み出す背景美術。紙と筆からPCとペンタブへ、ツールが変わっても手描きの味わいは今なお息づいている。アナログからデジタルへツールの変化と、背景美術における3DCGの活用術や挑戦を追いかけよう。
- CASE 01 デジタル背景最前線 in the case of 美峰
- CASE 02 繊細なアナログ感を3DCGで活かす 草薙流背景美術
- CASE 03 アナログとデジタルの融合 アニメ工房婆娑羅
CASE 02 繊細なアナログ感を3DCGで活かす草薙流背景美術
TVアニメ、ゲーム、劇場作品と様々なジャンルの背景を手がける草薙。アナログで培った繊細な筆のタッチを2DCGで再現し、現在は3DCGを積極的に取り入れようとしている。常に前進を続ける草薙の挑戦をみてみよう。
CASE 03 アナログとデジタルの融合アニメ工房婆娑羅
ポスターカラー、Photoshop、CLIP STUDIO PAINT、CINEMA 4Dと、求める表現によってベストなツールを用いて背景画を描く婆娑羅 松本吉勝氏。アナログ画材のデジタルでの再現、3DCGの活用術を事例とともに紹介する。
特別企画&連載記事
短期連載
- 『聖闘士星矢 Legend of Sanctuary』 第1回:プロデュース
- 『シドニアの騎士』ができるまで 第1回:背景美術
- バンダイ コレクターズ事業部 デジタル造形・設計テクニック 後篇
- MMDモデルを3Dプリントしてみよう! 第3回
『聖闘士星矢 Legend of Sanctuary』第1回:プロデュース
2014年初夏、車田正美・熱血画道40周年記念映画として全国ロードショーとなる本作。誰もが知る超有名タイトルが、3DCGベースの新たな表現として生まれ変わるという。東映アニメーションの中核スタッフたちがそこに込めた想いを紹介していく。
『シドニアの騎士』ができるまで第1回:背景美術
ポリゴン・ピクチュアズ設立30周年記念作品として今春よりテレビ放送が始まるデジタルアニメーション作品『シドニアの騎士』。今回から3号にわたり、本作のプリプロダクションにおけるPPIのクリエイティブワークを豊富な資料を交えて紹介していこう。
HOT STUFF
- 土曜ドラマ『足尾から来た女』
- シリコンスタジオ製ミドルウェアにみる 次世代機のゲームグラフィックス
- 遊技機向けモデリングTIPS
- 3D University Japan 2013
土曜ドラマ『足尾から来た女』
新年早々NHKの特別番組枠で放送される土曜ドラマ『足尾から来た女』。今回はまさにVFX作業佳境まっただ中の制作スタジオで独占取材を実施した。100年前の日本をドラマの中で見事に蘇らせたVFXメイキングを紐解いていこう。
SERIAL
- VFXアナトミー
- アニメCGの現場
- デジタル造形 グリフォン流!
- JET STUDIO Tool Factory
- Softimage ICE Garden
- Houdini Cook Book
- 画龍点晴
- アニメーションスタイル
- アニメ作画School
- 海外で働く日本人アーティスト
VFXアナトミー
TVドラマ『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』
本作はヒロインを守るため、未来からアンドロイドが送られてくるというSFテイストあふれる内容のドラマで、みどころあるVFXショットが数多く登場する。ロトスコープからNUKEやAfter Effectsを駆使した2Dエフェクト、フル3DCGによるシークエンスまで、あらゆるVFXの要素が盛り込まれた贅沢な作品だ。
アニメCGの現場
『参乗合体 トランスフォーマーGo!』
雑誌「てれびくん」「テレビマガジン」のふろくDVDとして“侍編”と“忍編”が制作されている和製トランスフォーマー作品が本作『参乗合体 トランスフォーマーGo!』だ。劇中に登場する3DCGで制作されたトランスフォーマーたちは、昨年までアメリカなどで放送されていた『トランスフォーマープライム』とはまたちがった日本独特の魅力が詰まったアニメーションとなっている。