内容
完全カラー図解で、Mayaの必須機能を掘り下げて解説!
実際の制作現場に入ると、様々なパターンの作品を制作することになり、それに合わせた表現方法や技術を習得する必要があります。本書では、そういった全てのことは扱わず、制作の基礎となる部分のみを解説しています。
各章は「インターフェース」や「ポリゴンモデリング」といったように、特定のテーマごとに、機能解説と、それらの機能を使用して作品を制作する演習という流れで構成しています。機能解説を読んでから、演習部分に取り組むのもよいのですが、早く作品を制作したい場合は、演習から始めて制作の流れをつかみ、深く知りたい機能について、機能解説を確認するという取り組み方をお勧めします。本書は演習から取り組んでもわかるように、メニュー位置などを細かく解説しています。
また、3DCG制作では、テクスチャを作成するときに、他の2Dアプリケーションを使用する必要があります。その部分についてもPhotoshopを使用して制作する方法で解説しています。
本書で基礎をしっかりと学び、疑問に思う箇所はMayaのマニュアルで調べるなどして、作品を制作しながら、3DCGへの理解を深め、応用力や解決力をつけるように心がけていただけると良いと思います。
Chapter4 ポリゴンモデリング基礎
ポリゴンモデリングは、データ量の制限がある中で制作を行うゲームグラフィックスでは、よく使用されるモデリング手法です。多面体で立体を制作していくため、直線的な形状は単純な面で構成することが可能です。
しかし、曲面的な形状を制作する場合、面同士が接続している箇所に角があるように見えてしまいます。そのため、見える局面の範囲によって、どの程度面を増やす必要があるのかを考えながら制作することになります。
ポリゴンモデリングの基礎とコツをじっくり学んでいきましょう!
目次
- Chapter1 3DCG制作行程について
- A:3DCGの利用分野を知ろう
- B:3DCGで映像を制作しよう
- Chapter2 インタビュー
- A:格闘ゲームの背景制作について
- B:広大なマップの背景制作について
- Chapter3 インタフェース基礎
- A:Photoshopのインターフェース解説
- B:Photoshopで描画する
- C:Mayaのインターフェース解説
- D:人形の作成
- Chapter4 ポリゴンモデリング基礎
- A:ポリゴンモデリング基礎
- B:車のモデリング
- C:車のテクスチャ設定
- Chapter5 ライティング基礎
- A:ライトの基本操作解説
- B:室内のライティング設定
- C:カメラの基本操作解説
- Chapter6 マテリアル基礎
- A:マテリアルの基本操作解説
- B:マッピングの基本操作解説
- C:インテリアの質感設定
- 付録
- NURBS モデリング基礎
- A:NURBSモデリング
- B:NURBSカーブの主な編集方法について
- C:サーフェスの作成方法
- D:NURBSサーフェスの主な編集方法
- E:インテリアの作成
- F:イスの作成