内容
本書の特徴
MotionBuilderでアニメーションを学ぼう!
本書は、CGアニメーションを学ぼうという学生、2Dでアニメーションを作っているが3Dの導入で戸惑っているプロの方々に、3DCGアニメーション導入の手引きとしてお読みいただきたい内容です。
基本的な用語や従来からのアニメーション手法の解説にはじまり、MotionBuilderの操作基本から解説しているため、読み始めるにあたっての前提知識は一切必要ありません。MotionBuilderを使った演習は、簡単なアニメーション作成からアニメーションの調整へと進み、最後はグループでのプレビズ作成まで、一般的なワークフローをすべて体験できる構造になっています。
オリジナルモデルのレッスンデータが付属しています。完成ファイル、中間ファイル、操作解説ムービーが用意されているため、細かい調整が必要なアニメーション作業もデータを見て理解を深め、無理なく読みすすめていただけます。
【各章の内容】
Chapter 01では、2D・3Dの区別なく、アニメーションとは何かという基本的な概念を考察し、アニメーションで用いられている古典的な手法を取り上げます。
Chapter 02では、キャラクターアニメーションを3DCGで作成するために必要な基礎知識として、キャラクターの構造やFK、IK、リギングなどの概念を学びます。
Chapter 03以降は、MotionBuilderを使用した演習のセクションです。インターフェースの紹介からモデルの読み込み、簡単なアニメーション、リグのカスタマイズ、歩行アニメーションへと進み、Chapter 05ではアニメーションらしい表現を模索します。
Chapter 06では、チーム単位でのアニメート作業の効率化を実現し、スムーズな意思疎通を図れるようにするためのツールとしてMotionBuilderを利用したいという方のために、シンプルなプリビズの制作を疑似体験していただきます。
【対応バージョン】
MotionBuilder 2010以降(MotionBuilder 2012のアップデートにも対応しています)
【著者について】
株式会社白組 勤務後、現在フリーランスとして主に知育教育の映像制作、iPhoneアプリブランディング等を手掛ける。
講師としては、白組ヒューマンスタジオなど、いくつかの学校で教壇に立っている。
【対象読者】
・MotionBuilderを使って、キャラクターアニメーションやプリビズを作ってみようという学生、プロの方
・キャラクターアニメーションの概念を学び、より自然なアニメーションを作りたい人
目次
- Chapter 01:アニメーションの基礎
- Chapter 02:3DCGでキャラクターアニメーションを作成する前に
- Chapter 03:MotionBuilder の基本
- Chapter 04:歩行アニメーション(リグのカスタマイズ)
- Chapter 05:アニメーションの表現とタイミング
- Chapter 06:プリビズを作ろう!
- Appendix